
ども、麻野貴志です。
以前、「顧客に聞いて、顧客を無視する?成功する商品開発の考え方」という記事でも紹介したように、売れる商品(サービス)を作りたいのであれば、顧客に聞くのが一番です。
どんな商品ならお金を出してでも欲しいですか?と聞いて、「これなら欲しいです!」と言ってくれたものを提供すれば、ほぼ100%売れます。
考えてみれば当たり前すぎる方法ですが、そのシンプルさ故に気付いていない人が多いことも事実です。また、気付いていたとしても「どうやって顧客から聞けばいいのか?」が分からない人も多いと思います。
そこで今回の記事では、正確に顧客の声を聞くための手順をお伝えします。
顧客の声を聞くなら「アンケート」がベスト
顧客の悩みを知り、ニーズを知り、商品開発をするための材料をそろえるための手段を「リサーチ」と言います。
基本的にはYahoo!知恵袋などのお悩み解決系の掲示板や、色々なブログやサイトを見たり、使用者のレビューなどを見て材料を集めていきます。
もちろん有効な手段ではありますが、これ確実ではありませんよね。サクラの可能性だってありますし、その本人の年齢層や、抱えていた真の悩みなど、深いところまでは判断ができません。
そこでベストなのは「アンケート」です。アンケートは、顧客から直接声を聞くことになりますから、もっとも確実な手段となります。
アンケートと言っても、街角で手あたり次第聞いていくわけではありません。もっと効率的に、ネット上だけで声を集めることができる手段が存在します。
最もポピュラーなところで言えば「アンケートサイト」ですね。アンケートサイト、で検索してみてください。山のように出てきます。ここにアンケートを依頼すれば、それだけで声を集めることができます。
しかし、こういったアンケートサイトでの回答は正確性が低いんですよね。ユーザーもお小遣い稼ぎで手あたり次第回答している人も多いので、数は多く取れても信ぴょう性に欠けます。ここでユーザーの声が嘘だったとしたら、その後の全てが崩れてしまいますからね。
そこで!僕としては「ランサーズ」を利用したアンケート収集をオススメしたいです。
ランサーズ自体は知っている人も多いと思います。いわゆる外注さんとのマッチングサイトです。格安で様々な仕事を依頼することができるわけですね。仕事を依頼することがメインとして考えられがちですが、実はアンケートやレビューなどをお願いすることもできるのです。
なぜ他のアンケートサイトよりもランサーズの利用をオススメするのかというと、僕の経験上、ランサーズが一番しっかりと回答を書いてくれて、信ぴょう性の高い回答をしてくれる人が多かったからです。
また、他のアンケートサイトよりも簡単で手軽に出来るし、承認作業も簡単にできます。ということで、ランサーズでのアンケートを取るまでの手順と、ポイントについて説明します。
ランサーズでアンケートを取る手順
手順1:ランサーズに登録しよう
まずは当然ですがランサーズに登録しなければなりません。登録自体は無料でできて、1分で完了します。まだ登録していないという人は、今すぐ登録しておきましょう。
手順2:仕事を依頼しよう
ランサーズに登録をしたら、さっそく仕事を依頼しましょう。ランサーズでは「仕事をする側」と「仕事を依頼する側」がありますが、今回は当然仕事を依頼する方です。「仕事依頼」をクリックします。
依頼する仕事の種類を選択します。様々な仕事内容に合わせてジャンルを選びますが、今回はアンケートなので「タスク・作業」→「レビュー・投稿・アンケート」→「モニター・アンケート・質問」を選択します。
さらにSTEP2の仕事方式については「タスク」を選択します。
手順3:アンケートを作成しよう
続いてアンケートを作成します。どのような内容で作ればいいのかは商品タイプによっても違うのでここでは言及しませんが、まったく想像がつかないという方は、一度アンケートを受ける側として他社の依頼内容を見てみましょう。アンケートとはどのようなものか、イメージできると思います。
また、ポイントがあるとしたら「文字入力系」の回答を多めにしましょう。つまり、ユーザーに直接テキストを書いてもらう形式の回答ということです。
ただチェックボックスにチェックを入れるだけでは、こちらが用意した回答しかできませんし、そもそも適当に回答されてしまう可能性もあります。できればユーザー自身の言葉で回答をしてもらう方が、後々役に立ちます。
そして設問の数ですが、無駄に多くの設問を用意するのはやめましょう。回答者もダレてしまいますからね。5~10問程度が最適だと思います。
手順4:単価等を決定して公開しよう
ランサーズでは色々なオプション等を付けることもできますが、最初はナシでOKです。とりあえず投稿をしてみましょう。
単価についてですが、アンケート報酬の相場は「20~50円」程度です。この範囲で決めましょう。
そして件数についても、当然ながら母数が多ければ多いほどデータとして有力なものになります。こちらが出せるお金を考えながら検討しましょう。他社の相場を見ていると、「100~500件」くらいですね。
その他オプションなども付けることができますが、こちらは公開してから集まりが悪かったら付ければOKだと思うので、とりあえずナシでいいでしょう。設定を決めたら公開ボタンを押してください。
手順5:集計後、成果を確定しよう
アンケートが集まったら、回答してくれた方に対して報酬を確定させます。確定作業は、個別でも一括でもできます。
ほとんどの場合は確定していいと思いますが、稀に明らかに適当な回答や、そもそも対象としていない方が回答している場合があります。(女性が対象なのに男性が回答している、等)その場合は非承認にしてOKです。
報酬の支払いを確定したら、アンケート結果をCSVファイルでダウンロードすることができます。データをダウンロードし、独自にエクセルなどで集計しておくと良いでしょう。
これで顧客の声を集計できました!
この作業をしてもらうことによって、自社が対象とする顧客の生の声を貰うことができました。この声を商品開発やマーケティングに活かしていきましょう。
ただし、顧客は本当の答えを知っているわけではありません。自分でも気づいていないのです。この生の声をヒントに、今度は顧客を裏切る必要があります。その理由はこちらの記事で紹介しています。
【参考記事】顧客に聞いて、顧客を無視する?成功する商品開発の考え方
まとめ
今の時代、アンケートはネットで簡単に集めることができます。わざわざ街頭で声をかけまくる必要はありません。
このアンケート結果は、見込み客の本当の声です。これ以上に役に立つデータはありません。ここからヒントを得て商品開発に取り入れたり、販売ページを作る際のコピーなどに役立てることができます。
失敗せずに顧客から喜ばれる商品を開発したい方は、このような形で声を聞くことを忘れないようにしましょう!
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