
どうも、麻野貴志です。
早いもので、僕が起業して7年が経過しました。内容が濃すぎてあっという間に感じます。
工業高校を卒業して、家から近いという理由でプラスチック工場に就職。たまたま本屋で見つけたネットビジネスの本を見て、上京することを決意。
最初は本当に何も知らない若造で、弁当箱のようなノートパソコン1台からのスタートでした。そこから7年です。自分でも良くやってこれたなーと思います。
今では当時の僕のように、今の仕事に疑問を持っている人や、人生を変えたいと思っている人に対して起業のアドバイスをしたりもしています。
ただ、多くの人が起業に対して恐怖を抱いています。当然ですよね、やったこと無いんですから。未知のものに対する恐怖と、新たな道が開けるワクワクが入り混じった状態で僕に相談してきます。
そこで、彼らと同じように起業という道へ進むか迷っている方のために、僕が起業して感じた良い点・悪い点を思い返しながら書いていきます。
起業して良かったと思うこと
1:休みたい時に休み、働きたい時に働く
まぁ、一番はこれですかね。起業して真っ先に感じたのは、休むのも自由だし働くのも自由ということです。
もちろんビジネスの内容にもよりますが、基本的に自由。会社員時代のように、休日が定められていません。有給って概念もないですし、休む時に冷や汗垂らしながら上司に電話する必要もありません。
ずっとサボってれば結果が出せないので仕事はしますが、そのリズムだって自由に決められます。例えば、前半の2週は徹底的に仕事をして、後半の2週は徹底的に遊ぶとか。
もっと長いスパンで言えば、1月~6月をめちゃめちゃ頑張って、7月~12月は遊びまくることだって可能です。(何度も言いますがビジネスの内容によって異なります。ネットビジネスなら可能)
僕も祝日とか平日の概念が無いので、平日の空いている時に旅行へ行き、休日の混んでいる時に仕事をしたりします。
2:収入に上限がない
起業して個人事業主としてスタートした場合、基本的に給与は決められていません。
会社員として働いている場合、当然「基本給」というものがありますよね。そこに残業代やら手当やらが追加されていきます。
しかし、あまり大きな変動はありません。「今月は会社に1000万円の利益を出してくれたから、今月の給料は500万円にしよう!」とはならないですよね。
でも起業して1000万円の利益を手にしたら、その全てを自分のモノにしたってOKです。別の事業への投資へ回したり、人を雇ったりして拡大していくこともできます。この辺も自由。
自分の頑張りや努力が、収入にダイレクトに反映されます。月収100万円とかは会社員では現実味が無いですが、起業すればそれほど難しい数字ではありません。努力してレベルアップしていき、それに比例して収入も上がっていくのはめちゃめちゃ快感です。
3:好きなことを仕事にできる
起業して、自分がやりたいこと・好きなことだけを仕事としてやることができるようになりました。
もちろんただ好きなだけではなく、それを収益化するための勉強は必要になりますが、基本的には自分がワクワクすることだけ続けることができます。
工場で働いていたときには無かった感覚です。「プラスチック好きなんですか?」と聞かれても当然好きじゃないですからね。生活のための手段として働いていただけです。
しかし起業することによって「好きなこと=ビジネス」にすることが可能になります。嫌なことを避けて、自分がやりたいと心の底から思えるものだけやる!というワガママが成立します。
4:場所に縛られない
これはネットビジネス起業限定の話になってしまうかもしれませんが、僕はとにかく場所に縛られない生活になりました。
仕事する場所はもちろん、住む場所も自由です。ここからじゃ職場が遠い…とか考える必要がありません。
パソコン1台とイーモバイルがあればどこでも仕事が出来るので、職場フリー状態。職場がフリーということは、住む場所も縛られません。気に入った場所を転々としてもOKです。
例えばパソコンを持ちながら旅行に行き、温泉に浸かりながら仕事をすることだって可能です。僕は良くやっています。
5:嫌な人と付き合わなくていい
起業すると、無理して嫌いな人と付き合わなくてよくなります。一緒に仕事をする人も、お客さんにも言えることです。
会社員の時は、嫌いな上司にも気を使わなければならないし、態度の悪いお客がいても丁寧に対応しなければなりませんでした。むしろ、これが当たり前だと思っている人が大半だと思います。
しかし、起業すると全てが自分の選択次第なので、この人と一緒に仕事したくないと思ったら仕事をしない、この人をお客さんにしたくないと思ったら何も売らない、ということが可能になります。
もちろん、起業してても事業を成功させるために嫌な人とも付き合う場合もありますが、それだって本人の意思でそうしているので、強制的に付き合わされるのとは全く違います。
僕も一緒にいてワクワクするような人だけと仕事をして、応援したいと思える人だけをお客さんにするように心がけています。そのおかげでストレスなく仕事ができています。
6:志が似た仲間ができる
起業してから、付き合う人が大きく変わったなーと感じます。友達や同僚ではなく、「仲間」と呼べる人たちが増えました。
これを特に感じるのは飲み会のとき。会社員時代は、会社や上司の悪口大会になっていましたが、今では愚痴や悪口などを言う人は周りにほとんどいない状態です。
もともと起業するような人たちは何かしらの熱いものを持っているし、基本は自分のやりたいことを本気でやっているので前向きな人が多い、という理由もあるかもしれません。
夢を本気で語り合ったり、将来のビジョンについて話し合ったり、昔はなんとなく恥ずかしく思っていたようなことも堂々と話せる仲間ができました。基本経営者は孤独なので、志が似ている仲間というのは非常に大きいです。
7:努力がダイレクトに反映される
収入に上限がないという見出しでも話しましたが、努力がダイレクトに反映されるというのが起業して一番楽しいと感じました。
RPGゲームのような感覚です。やればやるほど経験値が増え、レベルアップしていく。そうすると出来なかったことができるようになり、収入やステージも比例して上がっていく感覚です。
よく会社員の方で「正当に評価されない」という話をよく聞きますが、起業すると評価どころか収入も含めた全てが鏡のように跳ね返ってきます。
努力すればその分ちゃんと返ってきますが、間違った努力をしたりサボってばかりいると、それもダイレクトに返ってきます。つまり全てが自分次第ということです。これこそが起業の醍醐味だと僕は思います。
起業して大変だと思うこと
ここまでの話を聞くと起業したら良いことだらけのように感じるかもしれませんが、そうではありません。良い面もあれば、大変だと思う面もあります。僕がこれまでの経験から大変だと思うことを紹介します。
とにかく税金関係が面倒
もう真っ先に思いつくのはコレですね…税金関係がとにかく面倒くさいです。住民税・所得税・年金・健康保険など、全て自分で申告し自分で支払います。
会社員時代は自動的に給与から引かれていたので気にしていませんでしたが、自分で支払うようになると超面倒くさいです。100万稼いだからと言って全部使ってしまうと、あとから税金の請求が来て詰み、なんてことが良くあるそうです。
起業したら、税金の管理はしっかりとやりましょう。
収入に下限がない
先ほど「収入に上限がない」と言いましたが、もちろんその逆もあり得ます。起業すると、収入の下限もなくなります。
頑張り次第で収入をいくらでも伸ばせるという反面、間違った方向に努力をしているといくら働いても収入0円ということもあります。むしろマイナスだってこともザラです。
僕はこれをデメリットだとは思いませんが、収入の保証がないことを恐怖に感じる方もいると思うので書いておきます。
まとめ:起業を一言で表すと
僕にとっては、起業すると全てが自分次第になり、誰にも保護してもらえなくなる、という感じです。
これをメリットと思うかデメリットと思うかは人次第だと思いますが、少なくとも僕は全てが自分次第という世界に魅力を感じましたし、今でも後悔なんて微塵もありません。しかし、起業したことを死ぬほど後悔している人がいることも事実。
結局は、どういう生き方をしたいかです。そしてそのために起業は必要なのか不要なのか、これだけ。起業や独立を検討している人は是非参考にしてください。
Leave a reply